|
|
地盤沈下に苦しむ桃花台ニュータウンの住民は今 壁に亀裂、床は傾き、ビー玉が勝手に転がる。愛知県小牧市の桃花台ニュータウンで地盤沈下に苦しみ続ける住民の今を取材しました。 地盤沈下によって傾いた住宅。約20年前に建てられた愛知県小牧市の桃花台ニュータウンの一部では、住民が不安の中で生活を続けている。住民らが建物に異変を感じ始めたのは8年ほど前。桃花台ニュータウンは愛知県が造成を行い、都市再生機構が住宅地として販売したものだ。都市再生機構の調査で、地下からは産業廃棄物が埋められた層が見つかった。都市再生機構は2006年、宅地を造成した愛知県に対し、損害賠償訴訟を起こした。住宅の補修費用や調査費用の約4億2千万円を求めている。しかし当の被害者である住民は、この裁判ではカヤの外に置かれている。そして26日、名古屋地裁の判決で都市再生機構の請求は棄却された。裁判所は「損害及び加害者を知ってから提訴までに3年以上が経過し、時効だ」として県の賠償責任を認めなかった。この裁判では地盤沈下の原因や責任の所在については追究されていない。住民らは今後、国に対して調査と損害賠償を求める考えだ。 |